FUJIROCKに15年以上参加した経験から、レインウェアの必需品を記事にしました。
実体験をもとにレインウェアを選ぶ時のポイントをまとめています。
会場で豪雨に打たれ、雨具が役に立たず濡れて寒い思いをした人も、次に用意する際の参考にしてみてください。
山に行かない人は想像できないと思いますが、
真夏とはいえ、山で長時間の雨に打たれると、体が冷えてとても寒くなります。
FUJIROCKも例外ではないので注意してください。
別記事ではキャンプ必需品もまとめていますので、是非持ち物選びの参考にしてください。
【防水レインウェア・上下セット】フード付きジャケットとパンツ

忘れもしない2019年、叩きつけるような豪雨が続き、耐えられず着ていたポンチョの下に慌てて売店で買ったビニールカッパを重ねて二重にしましたが、それでも雨がしみて服が濡れました。
その時着ていたポンチョはアウトドア用品の店で購入した撥水タイプ。価格は15400円(税込)と結構高額なものでした…。
服も髪も濡れ、寒さと疲労のためホワイトステージでこれ以上ライブを見続けるのは無理だと思いライブを途中であきらめて、テントに帰ることにしました。
好きなアーティストを最後まで見られなかった悔しい思い出です。
雨の中、観たいライブを次々移動していると、不便なことがたくさん出てきます。
雨や寒さに気を取られずに快適にライブを楽しむには、しっかりと「防水・防寒」できるアウターを選ぶ事が大切。
私は今までいくつか雨具を試しましたが、Gore-Texの防水の上下セットが一番快適でした。
集中豪雨が何時間も続くと
薄いポンチョも、ビニールカッパもなんの役にもたちません。
染み込んで服が濡れます。
Gore-Texの完全防水のレインウェアを上下セットで着るのが一番濡れずにライブを楽しめます。
大事なのでもう一度言います、
防水で、上着と、ズボンの、セットです。
レインウェアーを買うならしっかりと「防水の、上下セット」を準備しましょう
(デメリットは、リュックやバッグが濡れてしまう事ですが、これは、ポンチョを上から羽織ると回避できます)
上着だけやお尻が隠れる丈のレインコートタイプは、軽い雨でもひざや、ももが濡れてしまうのであまりおすすめはしません。
あと、ちょっと座りたくなっても服が濡れてしまうので座れないことが多いです。
Gore-Tex防水の上下セットだと雨の中での動きを制限されないので、座りたい場所が濡れていても問題なし。
泥ハネも気にならない。持参のアウトドアチェアが濡れていても気にせず座ることができます。
そして何よりも、雨でも最後までライブを観ていられます。
最近の会場内はくつろげる場所がアップデートされていて、アヴァロンステージ裏には切り株に腰掛けたりできる木陰もあります。
レインウェアーを揃えておくと、そんなちょっとしたスペースで雨上がりにゆっくりすることもできます。
【ポンチョ】は手荷物、リュックが濡れない便利アイテム
ポンチョは手荷物(リュック)があっても動きやすい!
蒸れないし、脱ぎ着も楽で快適です。
軽い雨ならポンチョでもおすすめです。
でも山の豪雨は、ポンチョだけだと厳しい場合もあります。
私の「撥水のゴアテックスのポンチョ」(使用2年目)は、正しくお手入れしていましたが、2019年の”何時間も続く豪雨”には勝てずに、雨がしみこんでしまいました。
待ちに待ったヘッドライナーの頃には肩や背中がびしょ濡れ、不快で寒くてステージに集中できませんでした。ちなみにヘッドライナー終了後は出口までの道が混雑してるので、ゆっくり歩くことになります。濡れて肌寒く、不快でもテントまで急ぐことができなかったのも辛かったです
でも、ポンチョがダメなわけではありません。
こんなことを言っては何ですがお値段によります。
色々なものが売られていますが、「撥水」は意味ないです。
安いとそれなりにしか機能しないので、「防水」のしっかりした素材のものを選んでください。
数千円の撥水のペラっとしたものは日常の一時しのぎの用途なら十分かもしれませんが、
山の豪雨で立ちっぱなしには向いていません。
(注意・夜だと特に寒くて危険ですよ)
数千円で買える見た目が可愛いいポンチョでは、山の豪雨じゃ何の役にも立たちません!
「撥水」より「防水」を選んでください
下記で紹介する、HUNTERのラバー素材で完全防水のタイプはおすすめです。
ちょっとお値段は高めですが、
本当に絶対濡れないし、絶対しみてきません。
これならどんな豪雨でもポンチョだけでも大丈夫(ポンチョの場合は足元を長靴にするのがベスト)
HUNTERは、お値段は高めですが機能もデザインも◎です。
素材は適度にハリがあり、柔らかく、体に張り付く感じはしません。
ショップで見た時はカラーバリエがあって、半透明なのも可愛かったです。
カーキや黒が無難ですが、会場では黄色や赤も可愛いです。
定番の「野鳥の会長ぐつ」
まず、長靴は重いし、履きっぱなしだと晴れた時に異常に暑い。
雨の日以外は、コンパクトにたためて軽量なものを持って行きましょう
リュックに入れておいて、土砂降りになったら履く感じです。
「どうせ雨降るかもしれないし〜」と、晴れた日に初めから長靴で会場入りする人もいますが、
長時間山の中を長靴で歩くと、脚が非常に疲れます。
すぐ宿に帰れる人やキャンプサイトの人以外におすすめすません。
あと、ショート丈の長靴も水が入るのでやめたほうがいいですよ。
防水のトレッキングシューズも多少の雨なら良いですが、豪雨だとしみてきます
最近は会場内の舗装が進んで、ベビーカーを押して移動できるくらいに歩きやすくなっています。
昔のように泥だらけになるリスクは少なくなりました。
でも、2019年のような想像を超える豪雨だと
「グリーンステージ」から「ホワイトステージ」に移動する道に突然「池」ができたりします!
油断できません。
その時の写真は無いのですが、確かボードウォークには突然滝ができて通行止めになってました。
こういったハプニングはいつ起きるが分からないので注意したいですね
FUJIROCKでは定番の「日本野鳥の会の長靴」
筒の部分が柔らかいので雨が上がったら足首までスルッと下ろせて、ストレスがないからおすすめです。
高機能でコンパクトに携帯できて手頃な価格なのでおすすめです。
晴雨兼用の帽子

麦わら帽、可愛いですよね晴れてる時は私も被ったりしてます。
でも必需品とまでは言えないので、ここでは晴雨兼用の優れものを紹介します
おすすめは、Gore-Texのハットタイプ。
急な雨はもちろん、日差しもしっかり遮ってくれます。
日差しが強い時には、首の後ろまで覆ってくれます。
キャップより日除け効果は大きいです。
軽量で紐付き、晴れてる時は首にかけて背中に落としておけます。
ツバ部分が柔らかく軽く畳んでも大丈夫、持ち運びもコンパクト!
雨で汚れたり内側に汗をかいたら洗濯表示通りにお手入れして下さい。強く絞らなければ型崩れしないし、天気の良い日は軽く水気を切るだけですぐ乾きます。
絶対持っていたほうが◎です!
私は、このタイプと、綿資材のバゲットハットの2個持ちで会場をウロウロしてます。。
小型で軽量の折りたたみイス
動き回る人は小型で軽量のタイプがおすすめです。雨の中でも持ち運びや組み立てが楽なものは重宝します。
グリーンステージで座ってじっくり見たい人は、肘掛に飲み物が刺せるような大きめな椅子もおすすめです。雨で濡れてしまっても、レインウェアーで座れば問題無しです。
気をつけたいのは、今年から正式に「Helinox」が禁止になりました。
正しく使用していた人にとっては、残念なニュースですね。
詳しくはFUJIROCK公式ページをどぞ。
また、今年からレッドマーキー内がイス禁止になっていますので、改めてしっかり注意事項は確認しておきましょう。

背もたれ付きはリュックに入らないけど、
持ち歩きは軽いし小さいので全く問題ないです。
番外編:忘れると不便!モバイルバッテリー

モバイルバッテリーは容量が多いとその分重いですが、絶対持っていた方がよいです。
目安として、スマホが3〜4回充電できもの。
スマホ以外にも、デジカメやタブレットの充電をするなら2台持ち推奨します(重いですが…)
※ケーブルが本体から出ている(くっついてる)タイプは、接続の不具合が起きると重いだけで役に立たないのでやめたほうがいいです!(経験あり)
FUJI ROCKおすすめレインウェアのまとめ
以上、レインウェアの必需品と、選ぶときのポイントでした。
急な雨でもライブに集中できるように、しっかり雨対策をしておきましょう
以上です。